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ゼウスにツッコまれながら世界を救う!? 『イモータルズ フィニクス ライジング』ギリシャ神話の世界を舞台にしたオープンワールドの魅力(エムオンプレス) – Yahoo!ニュース

【画像】『イモータルズ フィニクス ライジング』プレイ画面

同社は、直近で大人気シリーズの『アサシン クリード ヴァルハラ』や『ウォッチドッグス レギオン』をリリースしている。同じオープンワールドというゲームジャンルでどのように差別化しているのか、世界観やストーリー、ゲームシステムなどの観点から本作の魅力的なポイントを紹介していく。

文 / 寺村一也

◆ギリシャ神話をベースにした、コミカルな世界観

本作の世界観を作り上げるうえでベースになっているのは、日本でも知名度の高いギリシャ神話だ。かの有名な雷神ゼウスによって封印されていた、邪悪で危険な怪物テュポンが復活し、暴虐の限りを尽くし始める。テュポンによって神々は力を奪われ、人々は石にされてしまった。困ったゼウスは、自身の手によって極寒の山頂に囚われているプロメテウスの元を訪れる。彼はゼウスに、主人公となるテュポンを打ち倒す人間・フィニクスの物話を語り始めるのであった――。

ここまでの紹介の通り、ストーリーはプロメテウスの語りとゼウスによるツッコミの中で進行していく、非常にユニークなものになっている。常に二人の掛け合いが天の声として聞こえ、時にはゼウスが気に入らないからという理由でストーリーが変更されたりするシーンも。少々メタ的な要素ではあるがコミカルで面白く、重苦しくなってしまいそうな展開も明るくしてくれる。

主人公フィニクスは、小競り合いひとつ経験したことのない、新米の盾持ち兵。故郷へ帰る航海の途中、船が嵐に襲われてしまい、本作の舞台である黄金の島に流れ着いてしまう。目を覚ましたフィニクスが目にしたのは、仲間や兄がことごとく石にされているという、恐ろしい光景だった。彼らを元に戻し、力を奪われた神々を救うべく、フィニクスはテュポンを倒すための広大な旅に出るのであった。

フィニクスの外見や性別は、自由にカスタマイズ可能だ。三人称視点かつムービーも多いゲームなので、フィニクスを客観的に見る機会はかなり多い。遊んでいて楽しくなるような、自分だけのフィニクスを作り出そう。なおストーリーを一定以上まで進行すると、再びカスタマイズできるようになるので、安心して外見を決定してほしい。

◆広大なマップを、自分なりの手段で駆け回ろう

本作において一番時間を使うのは、舞台となる「黄金の島」の探索だ。島のあちこちに配置されているのは、タルタロスの迷宮(ダンジョン)や宝箱、様々なチャレンジができる場所など、とにかくボリュームたっぷりだ。島の大きさ・面積はそれなりだが、ダンジョンや宝箱ごとの距離は近く、次から次へどんどん探索できる。

冒険では、これらの場所やストーリーの発生地点まで移動するわけだが、序盤で手に入る「ダイダロスの翼」で空を滑空したり、野生の鹿や馬などの騎乗可能な生物を手なずけて乗りこなしたり、ときには切り立った崖を登って目的地を目指す。空を飛んで景色を満喫ながら長距離を移動したり、崖を登るときはしっかりルートを決めてからチャレンジするなど、移動の工程自体も楽しめるように設計れているため、目的地までの移動がとにかく楽しい! ゲーム性は異なるが、筆者としてはコジマプロダクションの『デス・ストランディング』をプレイした時に似た高揚感が得られた。煩わしく感じやすい移動をどうするかはオープンワールドゲームの課題のひとつであるが、本作ではこういった点をしっかりクリアしている。なお、一度訪れた場所にはファストトラベルも可能だ。

◆ベーシックかつ選択肢の多い戦闘アクション

兄から受け継いだアキレスの剣やアタランテの斧、オデュッセウスの弓を手に入れ、身を固めるフィニクス。本作はアクションゲームであるゆえ、テュポンが送り込んでくる刺客やモンスターとは、これらを用いて戦闘を行う。操作はシンプルで、それぞれの武器に対応したボタンを押して攻撃する。とりわけ難しい操作はないが、敵の種類や距離に応じて適切な武器が異なるのが特徴的だ。

戦闘アクションをより奥深く楽しいものにしてくれる要素として、「回避」と「パリィ」がある。回避は、高速で移動して敵の攻撃を避け、攻撃が当たるギリギリのタイミングで避けられると周りの時間の流れが遅くなり、絶好の攻撃チャンスが訪れる。いっぽう、適切なタイミングで敵の攻撃をパリィ(ジャストパリィ)すれば、攻撃をはじき返し逆に敵をスタンさせられる。遠距離攻撃を跳ね返すことも可能だが、一部の強力な攻撃はパリィできない。

このように、戦闘においては多彩な選択肢が用意されているのが特徴的。また、敵の種類によって、弱点となる攻撃や適切なモーションが決まっているため、どう対処したらいいかわからなくなるような場面も滅多にない。徐々に敵の特性を見極めていき、うまく討伐できたときは非常に快感だ。

さらに、神々から与えられる「神の力」を手に入れると、強力な技を繰り出せるようになる。「神の力」は複数あるため、ゲームをある程度進行して徐々に解除していく必要があるが、それぞれが多彩な効果を持っていて、取得するたびにどんな効果があるのかワクワクさせられる。

◆パズルを解くのに必要なのは、知識よりもひらめき!

ダンジョン・タルタロスの迷宮やミッションの各所では、パズルを解く機会が多くある。このパズルはかなり本格的に作られており、本作の大きなコンテンツのひとつだ。種類も多く用意されていて、飽きが来ないように工夫されている。特に知識が求められるようなものはほとんどなく、ひらめきさえすればクリアできるようなものがほとんど。まれに、ストーリーを進行している途中に行き詰まってしまうときがあるが、周りをよく見まわしてみると、どこかにギミックが隠されている場合がある。困ったら、ギミックが無いか探してみるといい。

本作はギリシャ神話を舞台にしたファンタジーという新しい題材をベースに、非常にやりごたえのある意欲作に仕上がっていた。ユービーアイソフトのどれとも違うシステムながらも、レベルの調整などは丁寧にされていると感じる。ストーリーで扱われるギリシャ神話の方も、知見があまりない人が置いてきぼりにならないようになっていて(実際、著者も詳しくは知らない)、どんな人でも楽しめる内容として完成されている。本稿を読んで少しでも気になった人は、プレイしてみてユニークなギリシャの世界に旅立ってみてほしい。

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ゼウスにツッコまれながら世界を救う!? 『イモータルズ フィニクス ライジング』ギリシャ神話の世界を舞台にしたオープンワールドの魅力は、WHAT’s IN? tokyoへ。

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