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「稲作がガチすぎ」と話題の『天穂のサクナヒメ』を、お米に一家言あるライターが楽しむ! | GetNavi web ゲットナビ

PS5の発売日である11月12日、Twitterのトレンドをかっさらい話題になった「#サクナヒメ」をご存知でしょうか? 稲を育てて強くなる和風アクションRPG『天穂(てんすい)のサクナヒメ』というゲームソフト(Nintendo SwitchとPlayStation 4対応)でして、発売初日から話題沸騰で、パッケージ版は入手困難になっている店舗もあるのだとか。

 

 

私は仕事で稲作農家さんに取材することがあるので、発売前から「仕事にも繋がるし」なんて真面目な理由でNintendo SwitchのDL版を予約していたのです! すこし私のお米好き話をさせて頂くと、最近ではワインやコーヒーと並んで日本のお米も奥が深いぞ! と、様々な地域から米を取り寄せ、研究する日々を過ごしております。人生で一度は食べて欲しい個人的おすすめ米は、新潟米「新之助」。味はもちろん、見た目も美しく「日本人でよかった〜」と思うはずですぞ!

 

そうして待ちに待った発売日に仕事を放っぽり出して夕方まで遊んでいたら、サクナヒメがトレンド入りしていて驚いた次第でした。今回は、そんなお米好きな私が、話題の『天穂のサクナヒメ』をご紹介したいと思います(ネタバレありです!)

 

米を育てながら鬼島で神様と人間が暮らし、成長していくゲーム

“和風アクションRPG”と言われてもなにがなんだか……という方も多いかもしれませんが、このゲームは、主人公である武神タケリビと豊穣神トヨハナの間に生まれた神さまサクナヒメの成長物語。

 

今まで親の権力に守られ不自由なく暮らしていたサクナヒメが、ひょんなことから神様の世界に人間を入れてしまい、大事な食料庫を大爆発させてしまいます。その罪滅ぼしとして、人間と共に「鬼島」の調査をしてくるように命じられ、旅立つところから物語はスタート。

 

「人間も人間だよ! なに勝手に異世界に入ってきてんのよ!」と思いましたが、人間たちのサイドストーリーは徐々にゲーム内で明らかになっていくのかな…? なんとか鬼島に到着したご一行。峠にある民家をイケメン先住民・アシグモから恵んでもらい、サクナヒメと人間が一緒に暮らし始めるのです。

 

この鬼島で調査をしながら暮らすということは、生きるための食べ物…つまり「お米」を育てていかなきゃならない! 腹が減っては戦はできぬ!とはまさにコレ。サクナヒメは調査の狩りと、自身がたくましく強くなるためのお米作りを行って進行していくゲームなのです。

 

調査のため狩りに出かけられるのは、戦う能力があるサクナヒメだけなので、最初の設定だと人間たちは家でのんびり(笑)。不思議と狩りに出かけるターンでは、「人間たちにうまい肉を食わせるぞ!」と思いながら頑張れます(笑)

↑デカくて凶暴なスズメと必死に戦うサクナヒメ。この戦いに勝つと、どんぐりや雀肉をゲットできます

 

そして、みんなで戦利品を持ち帰り、囲む夕餉(ゆうげ)。まれにキャラ同士がお話したりするので、その会話にほっこりしちゃったり。

↑左側にいる「ミルテ」というキャラに料理をしてもらうのですが、最初は超下手くそ! そして米もないので、鬼島に来て1年目は大きな敵と戦う体力も身に付けられません。細かい設定が行き届いているのも楽しいポイントです

 

本格的すぎる稲作ターン。1年や2年じゃうまい米は作れない?

そしてお待ちかね! 『天穂のサクナヒメ』の魅力は、なんといっても本格的な稲作ターン。「いやいや、米を育てるにも種はどうしたのよ〜」という声も聞こえてきますが、実は、体の大きな人間の田右衛門さんが持っていたんですー!

↑野良仕事が大好きな田右衛門さん

 

だがしかし……。調子に乗っていた田右衛門さん、うっかり水に稲の籾を流してしまいます。

 

やってらんないぜ! と思いつつも残ったひとつまみから米を作り始めます。1年目は、50苗からスタート。サクナヒメの背中が切ない……(笑)。田植えは手で植えていくのですが、こんな感じ。

 

これ、実はあまりよろしくないことをしていまして……実はカラッカラの土に苗を植えているんです!(後悔)田植えにおいて水管理はめちゃくちゃ大事なのですが、水温はもちろん水の高さも『天穂のサクナヒメ』では、米の出来・不出来に影響を与えます。

 

季節の移ろいもしっかりゲーム内で進行していくので、夏の夜とかはこんな素敵な景色も現れます。

 

もちろん稲もしっかり成長しています。苗を植えたらそのままでOK! ということではなく、雑草が出てきたら引っこ抜いたり、タニシやカエルを見つけたら田んぼに放ったり、超忙しいです。

↑雑草を見つけたら……

 

↑こうやって引っこ抜く!

 

また天気も現実同様に雨が降ったりもするので、その辺も気をつけながら米作りをするわけです。1年目では堆肥を作れませんが、2年目からうんこをベースに、拾った素材や食べきれず腐ってしまった食材を混ぜ込み、堆肥を作ることもできるように。

 

秋になると、穂がみのり、収穫になります。

 

天気の良い日に収穫しないと上手に乾かなかったりするので、この辺の流れは慣れが必要です。すっかり夜になってますが、収穫後は「稲架掛け」。しっかり稲を干す作業です。

 

しっかり乾燥させたら次は、「脱穀」。

 

昔ながらの千歯こきを使うのですが、コントローラーをテンポよく動かさないと作業が滞るので意外と大変(笑)。「脱穀」が終わったら、次は「籾摺り」。

 

しっかり精米すると白米になりますが、私は健康を意識した「五分搗き米」にしました。そしてようやく、新米が完成!

 

いやぁ〜大変だった! と思ったけれど、サクナヒメから「いまいちじゃったの〜」との声が!!!!

 

こんなに頑張ったのに10……!
しかも各チャート5で、めちゃくちゃちっさいやん!! いやー、まず苗を植える時に土に十分な水をあげてなかったのも収量が少ない要因の1つだったようです…。よ〜し来年こそ……! と決意したのも束の間、サクナヒメが耐えきれず逃げ出します(笑)。わかるよ、その気持ち!

 

しかしみんなが迎えにきてくれて、2年目の田植えに備えた「田起こし」をスタートさせます。

 

「田起こし」とは、次の田植えまでに土を柔らかくしておくことで、苗を根付きやすくする方法のこと。これは地域や栽培方法よって違い、「土」の扱い方法も農家さんによって様々です。収穫後すぐに一回やっちゃうところや、冬の間に水を張っておくところや、春の乾燥した時期を狙って一気にやっちゃうところがあったり。この「田起こし」の際にどんな肥料を入れるかとか、石をちゃんと取り除くかとか、どれくらいの深さまでやるかと、考えることが大量にあるんです!(笑)

 

サクナヒメの住んでいる地域がどんな気温推移しているかなどは、1年やっただけではわからないので、その辺を2年目以降に反映させながら、収量を増やして美味しいお米をたくさん育てたい!

 

なぜか米まで愛おしく感じてくる!

1年目を振り返ってみると、

・田起こししない田んぼに撒いた
・肥料を入れていなかった
・田植えする前に水を入れていなかった
・天気を気にしていなかった

などなど反省点が出てくる出てくる!

 

田植えまでの間にしっかり「田起こし」を頑張って、肥料も入れて、2年目こそ美味しいお米を作っていこうと思います。

 

『天穂のサクナヒメ』を始めてからまだ3日ですが、朝起きると「あ、田んぼの肥料集めに行かなきゃ」「水どうするんだっけ?」と農家さながらな思考回路になっています。そして「米」がとにかく美味しく感じる!(自分が育てたわけじゃないのにw)

 

のほほ〜んと楽しめる『あつまれ どうぶつの森』とは一味違う、和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』は、RPGなのできっと終わりがあるはず! ネットでも「農林水産省のサイトが攻略サイト」など、ゲーム内のシステムがかなりガチなので、次回はさらに稲作の魅力に迫っていきたいと思います!


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もっと見せて!

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